実際にあった退職代行体験談★インターユニオン
ブラックコンビニ
ある大手コンビニのオーナー(社長)が、都心繁華街の大型店を追加新規出店をすると決めた。
オープニングとして、マネージャーやアルバイト総勢35名が採用された。
このオーナーはやり手で、チェーンではある意味有名人。エリア内で大型店舗5店をすでに経営し、順調に売り上げを伸ばしている。
C君が教えてくれた情報では、社長であるオーナーは相当儲かっていて都内ではないが比較的近郊の豪邸に住んでいる。成金で威張って天狗状態なオーナーだ。
お客さんが来店するたび、「また変な客きたぜ」「こんなまずい商品買っていった、ばかだよな」一人ひとりのお客さんに対し、常に粗探しや悪口を言ってはストレス解消をする癖があった。
経営している各店舗に、店長とマネージャーを雇っている。
新規店にやってきた店長はオーナーと同じく癖者だ。
自分の気に入らないバイトがいれば、即疎外しようとする。無視したり冷たくあしらう。
逆に気に入ったバイトには奢ってあげたり、笑顔で接したり。
大型店ということもあり夜勤は3人態勢なので、店長の基本勤務時間は朝9時出勤。18時には退勤する。
店長の気に入らない男子バイトがいる。
「ストーカーをした変人がいるから、あいつとは仲良くなるなよ。約束だぞ。」
そう周知してくる。
店長は、店長と同世代のバイトとして働いている女性が店内にいる。かなり威張っていて、店長と性格はウリふたつ。
悪口悪態が激しい。まさにお局的な存在である。
この女性は店長の愛人であると、その間柄はバイトの皆が気づき始めていた。なぜか夫も娘もいるのに堂々と店長と付き合っている。
C君は日々業務中、口うるさいこの女性に対し嫌気がさし、ある日プライベートなことで余計な指図を受けたことから、爆発大ゲンカが勃発。互いにレジ前で怒鳴りあいとなった。
店長は「俺の女にたてつくなんていい度胸してるじゃねえか。覚悟しろよ。」
C君は、ストーカーと呼ばれる男子とある程度仲良くなり始めていたことから、店長はC君とその男子が仲間になったと判断し、嫌がらせをはじめる。
店長は愛人の肩を持ち、おまえが最初に切れたのだから「謝れ」と言い出した。年上に対してありえないという理由だった。
バイトの立場である女性が、愛人ということから上長扱いの物腰だ。
この事件は店内バイト中に広まり話題となる。
後日、店長が愛人である店員と遅刻し、一緒に出勤してきたことも店内の噂が嵐のようになり、C君はさらにひどい仕打ちを受けるようになる。
C君は、次第に夜勤のバイト数名とも仲良くなり、派閥を作るごとく情報を共有するなど守りに入った。
しかし、店長は策を講じてきた。
まず、バイト全員の交通費を全額カットしてきた。
年始のシフトでは、入る人の当てがないため自分の財布からボーナスで1万円出すから入ってよと言い約束をした。が、結局それは仕返しのごとく嘘で一向に支払われなかった。
半年を経過しても、有給を聞けば社長に確認しておくと何度もはぐらかされた。
その後、バイト全員の有給休暇は出ることはなかった。
やがて、C君のシフトはどんどん削られ始め、レジに入る度「そんなアホ面で対応か」「その困り顔お客さんから見たらダサイね」「君って本当に暗いよね」と毎日会う度嫌味を繰り返すようになった。
そんなある日、店の前で倒れている年寄りをC君は助けようと救急車を呼ぼうとしたら、店長が怒って店から飛び出してきた。
「本人は救急搬送を希望していない。呼ばなくていい。大丈夫ですね。もういいですね。と一方的に野次馬、救助人、年寄りを強引に説得。
店長は、逃げるように店内へと引き返して行った。店の評判が悪くなるから救急車を呼べないんだよと、バイトの同僚から聞いた時には、失望し勤務意欲は著しく低下した。
C君はそのおばあさん。何も・一言も発していない。具合悪くて何も声に出なかった。本当は搬送して欲しかったのではと悔やむ。
そこにいた外国人観光客(救助人・通報しようとした)夫婦も心配して、しばらく寄り添っていてくれた。
店側は、病人が倒れていたのに見ぬふりをし完全に放置。
有名チェーン店でのこの対応の悪さと、働く環境について納得がいかないと相談を受けた。
社員を脅迫するブラック企業
ウェブサイト作成代理店(営業)Zさんのケース。
Zさんは元々ホストとして成功したく上京したのだが、勤めたお店で成績が芳しくなかった。
しばらく頑張ってはみたが続けても難しいと判断。すぐに求人広告で仕事を探しはじめ、〇谷にある訪問販売会社で営業として働き始めました。
求人広告には
月給25万円
完全週休2日
残業代・交通費支給
社保完備
ボーナス年2回(ミニボーナスあり)
幹部は月給50万円以上
(毎月昇給ありの成長企業)
と記載がありました。
朝9時に出勤すると毎日午前中は、1時間あたり100件程電話帳を開いてアポ取りを行う。
午後はアルバイトが電話で取ったアポや、自分で取ったアポの客先に営業に向かうのが日課だ。
夕方会社に戻ると、22時頃の開店前に向けて、ナイトビジネスを行う店や企業へ順に次々と、アポを取る電話をひたすら架け続けるのです。
ある程度の件数を取れないと帰れないので、必死に電話を架ける。
電話を切った後に相手に対しての悪口を言ったり、ストレスを抱えているのか、電話相手のお客さんとバトルのように喧嘩したりすることもしばしばです。
それを上司も社長も止めようともしない。
成績が上がればモラルは関係なく認めてもらえる。
結果何をしても成績第一。どんなことをしても構わないというスタイルの会社。
営業から帰ってくればお客さんの特徴を「ただのクソ〇〇でしたよ」と相手を見下すように報告し、同調するかのように上司もおもしろおかしく話題にのってくるそうです。
そんな自分主義な会社です。みな誰しもが自分の成績を上げないといけないので、掃除は一切誰もやろうとしません。
床は小さなゴミが目立ち、机の上は整頓されない。
次第に1か月、2か月と誰もトイレ掃除をしないまま過ぎていき、誰もが入りたくないほどとんでもない状態になってしまっていた。
そして一向に成約に結びつかず、ストレスも溜まりはじめ終電を過ぎても飲み歩くようになった。
そんな毎日だから寝不足で、遅刻をしたり仕事中居眠りをするようになる。
いくらがんばっても成績は上がらず。怒鳴られる毎日。
入社して何週間経っても雇用契約書は渡されず、聞けばまだ作成中と回答され、
「それより、社の飲み会はタダだから参加するよね!!」と話をはぐらかされていました。
飲み会で社長に気に入られれば、2次会に参加可能。
その会に参加を許されると、誉められると共にミニボーナスが渡される。
だから気に入られろと。
初めての給料日当日、明細を見ると金額はいろいろなものを差し引かれていて、支給金額はわずか145,000円。
交通費も全額支給であるはずの半額を下回る5,000円のみ。
さすがに求人広告と10万円も差があるので、間違いではないかと上司に尋ねると、
遅刻した日のペナルティが数回と、居眠りしてしまったことが勘案された減給のようです。
営業成績が最低ラインに達していないとのことで、生産性でマイナス評価が下り基本給は110,000円で設定。
みなし残業代が30,000円。
日曜日はさすがに休みだが、土曜日の給料さえ反映されておらず納得がいかず悶々としていました。
この数日後、同期入社のYが無断欠勤で突然出社しなくなった。
Zさんは会社のバルコニーに上司から呼び出され、Yに会社へ連絡させるように言う。
上司:「うちさ。無断退職は給料全額出さない会社だからね」
さすがにZさんはYがかわいそうになりすぐに連絡を取った。
Yもしようがなく、その後会社に電話してきて退職。給料が支払われたかはZさんにはわからないままだ。
Zさんはせめてもと思い、社長に直接残業代の支払をお願いしてみたのです。
Yのことも聞いた。
そして今後ボーナスはどのくらい出るかなど。Zさんの顔が引きつっていたせいもあるのか、
突然、社長がなにやらキャビネットから封筒を出してきて、「挨拶状あってさ」と見せつけてくる。
白い封筒の裏にxx組と書かれている。
「うちバックいるからさ。」と社長は言って去っていった。
Zさんはあまりに理不尽であり、会社に不信感を抱き相談してきたのです。